年齢を重ねると、日々の暮らしの中で「ちょっとした不便」が気になるようになりますよね。
「配達の時間に合わせて家にいなきゃ…」
「荷物が届くたびに玄関に出るのがちょっと億劫…」
「インターホンが鳴るたびに、少しドキッとしてしまう」
そんなお声を、私もよく耳にします。
特に60代以降の方にとっては、無理をせず、安心して暮らせることが何より大切。
そんな中で、最近静かに注目を集めているのが「宅配ボックス」です。
今日は、「宅配ボックスって何?」「なぜシニア世代におすすめなの?」というところを、やさしくわかりやすくお伝えしますね。
宅配ボックスって、どんなもの?
宅配ボックスとは、家の外に設置する荷物の受け取り専用ボックスのこと。
配達員さんが荷物をボックスの中に入れて、鍵をかけてくれるので、家にいなくても荷物を安全に受け取ることができるんです。
最近では、玄関先にポンと置くだけの置き型タイプも増えていて、工事不要で気軽に始められるものも多いですよ。
鍵付きや、印鑑収納スペース付きのタイプもあり、セキュリティ面でも安心です。
なぜシニア世代におすすめなの?

留守中でも荷物が受け取れる
通院、買い物、お散歩、習い事…。
日中は何かと出かけることもありますよね。
そんなとき、宅配ボックスがあれば留守中でも荷物を受け取ることができます。
不在票を見て連絡をする手間や、再配達を待つストレスが減るので、とてもラクになります。
玄関に出る手間がなくなる
体調が優れない日や、寝間着のままでいたい日。
そんなときでも、わざわざ玄関に出る必要がなくなるのは大きなメリットです。
宅配ボックスがあれば、「インターホンが鳴っても慌てて出る必要がない」。
自分のペースで過ごせる時間が、少し増えるんですね。
防犯の面でも安
「知らない人が来たときに対応するのが不安…」というお声も多くあります。
特に最近は、宅配を装った訪問トラブルの話も聞きます。
宅配ボックスを活用すれば、配達員との対面が減り、防犯対策にもなります。
玄関周りの安全を守るひとつの工夫として、心強い存在です。
重たい荷物も、ゆっくり取り出せる
お米やお水、調味料の詰め合わせなど、ネットで注文する荷物はけっこう重たいものもありますよね。
宅配ボックスがあれば、自分のタイミングで、落ち着いて取り出すことができるので、腰や膝に負担をかけることもありません。
気持ちがラクになる
何よりも、「荷物が来るから、家にいなきゃ」と時間にしばられる感じがなくなるだけで、気持ちがとてもラクになります。
家の中でも、外でも、「時間を気にしすぎずに過ごせる」というのは、心にもやさしいことですよね。
実際に使っている方の声
~70代・女性Aさんの場合~
最初は「ちゃんと使えるかな?」と不安もありました。
でも、息子に勧められて、玄関先に置き型の宅配ボックスを設置してみたんです。思ったよりも簡単で、今ではなくてはならない存在になっています。インターホンが鳴らなくなっただけでも気がラクだし、再配達の電話をしなくていいのがありがたいですね。
もっと早く知っていればよかったな、と思うくらいです。
こんなふうに、「使ってみたら思った以上に便利だった」という声が本当に多いんです。
敬老の日にプレゼントする方もいるようです。
宅配ボックスの選び方と、設置のポイント
置き型タイプ or 埋め込みタイプ
工事が不要な置き型タイプは、賃貸の方や、手軽に始めたい方にぴったり。
よりしっかりと設置したい方には、壁に取り付ける固定タイプやポスト一体型もあります
サイズ選びに注意
お米や2Lペットボトルなど、大きめの荷物も受け取りたい場合は、やや大きめサイズがおすすめ。
使用頻度が高くない方は、小さめでも十分便利です。
設置場所と天候対策
玄関先の風の通り道や直射日光が当たりにくい場所を選ぶのがポイント。
防水仕様のものを選べば、雨の日も安心です。
これからの10年を快適に。まずは小さな工夫から
60代からの暮らしは、「今まで頑張ってきた自分を、少しずつラクにしてあげる」時間だと私は思っています。
宅配ボックスは、決して大げさな設備ではありませんが、
“暮らしの小さな不便”をやさしく解決してくれる、頼れる存在です。
気になる方は、まずはホームセンターやネットで見てみるだけでもいいと思います。
ほんの少しの工夫が、これからの10年をもっと快適に、もっと心地よくしてくれるかもしれません。
最後に…
もし、ご家族やご友人に「荷物の受け取り、大変そうだな」と感じている方がいたら、
そっと「宅配ボックスって知ってる?」と伝えてあげるのも、やさしい気遣いのひとつかもしれませんね。
暮らしを整えることは、心を整えること。
これからも、無理せず、心地よい暮らしを一緒に見つけていきましょう。
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